「ウイスキーマガジン」発刊元パラグラフ・パブリシング社主催の、ウイスキーの世界的コンペティション『ワールド・ウイスキー・アワード 2024 (以下 WWA)。
このWWA2024にて、「シングルモルト静岡 ポットスティルW 純日本大麦 初版」日本地域 シングルモルト/スモールバッチ部門、ノンエイジステートメントカテゴリーにおいて、金賞とカテゴリーウイナー(カテゴリー内最優秀賞)を受賞したのはすでにご案内の通り。
その後、セカンドステージとなる日本地区の各部門の審査を経て、日本地区代表となったものだけがファイナルステージ、全世界の審査へと進みます。
「ポットスティルW 純日本大麦 初版」は、このセカンドステージにて、他カテゴリーウィナーと競い、見事ベストジャパニーズ・スモールバッチシングルモルトの栄誉を勝ち取りました!
今回受賞した「ポットスティルW 純日本大麦 初版」は、2023年5月下旬 国内2500本限定にて発売されました(現在は完売)。
原料に日本産大麦を100%使用し、薪の直火蒸留機Wで蒸留。
静岡蒸溜所特有の「シングルポットスティルウイスキー」シリーズの第6弾として誕生しました。
希少で高価な日本産大麦の繊細な味わいを、800度にも及ぶ高温の直火蒸留機でコク深くリッチに仕上げています。
当リリースまでが500mlボトル切り替え前の700mlボトルにてリリースされています。
今年2月に発表されたファーストステージで、日本地域 スモールバッチシングルモルト部門、ノンエイジステートメントカテゴリーの金賞とカテゴリーウイナーを受賞しました。
まず最初は、国内の様々なウイスキーが、それぞれに合う部門にエントリーされます。シングルモルトやブレンデッド、グレーンなどの原材料、さらに同じシングルモルトであっても、スモールバッチやシングルカスクなど、スタイルによっても細かく部門が分けられています。
その中でエイジステートメントによるカテゴリーがあります。これによって、長期熟成品からノンエイジまで分類され、平等に審査することが可能になっています。
ファーストステージはそのカテゴリー内での審査、ここで金から銅まで賞が決まります。エントリーが少なければ賞を取れるわけではなく、ブラインドテイスティングによる点数が一定以上でなければ賞は与えられません。
「ポットスティルW 純日本大麦 初版」はまずこのカテゴリー「ノンエイジステートメント(年数表示なし)」において金賞、さらに金賞の中で最も優れたものに贈られるカテゴリーウィナーを受賞しました。
セカンドステージでは、年数表示の枠を外れ、あらゆるスモールバッチシングルモルトと競うことになりました。しかしここでも高く評価され、部門内での最高賞「ベストジャパニーズスモールバッチシングルモルト」の称号を得ることができました!
その先へと進み、ファイナルステージ。
日本代表として、全世界のスモールバッチシングルモルトと並んで審査が行われましたが、こちらでは惜しくも選に漏れ、世界最高賞はデンマークの「Mosgaar Moscatel Cask」が受賞されました。
発表、授賞式は3月20日(英国現地時間)、ロンドンのセレモニー会場で行われました。
WWAだけでなく、アイコンズ・オブ・ウイスキーやホール・オブ・フェイムなど、ウイスキー業界に貢献した人々、メーカーなどへの賞も贈られています。
今回、初めてのアワードへの出品でしたが、しっかりと成績を残すことができました。これもひとえに、これまでご支援ご協力いただいたみなさまのおかげと考えています。改めてお礼申し上げます。
今後も、静岡らしさを打ち出した、高品質なウイスキーづくりを続け、さらなる高みを目指して参ります。どうぞこれからも、静岡蒸溜所にご期待ください!