静岡蒸溜所で熟成中のアイテムを、毎年段階的にお届けするプレミアムボトル・セレクション。今年お届けしたのは、2年熟成のカスクサンプル!
昨年お届けしたものから、さらに熟成を重ねた同じ樽のものや、ピーテッドのラムカスクなどなど。シングルカスク・カスクストレングスを6種類、このためだけに厳選しました。
本日は、それぞれのカスクサンプルの詳細について、お伝えいたします。
プレミアムボトル・セレクション
2年熟成原酒をお届けしました!
2016年10月にウイスキーの製造を開始し、徐々に3年熟成された樽が増えてきています。
このプレミアムボトル・セレクションは、「静岡蒸溜所で熟成中の味わいを追いかけたい!」という方のために、毎年6種類ずつ、5年熟成までのシングルカスクをご用意しお届けいたします。
今年お届けしたのは、2年熟成のカスクサンプル。熟成庫で眠る数ある樽の中から選ばれた、静岡蒸溜所の「今」を表す味わいです。
お届けしたカスクサンプルは、こちら。
静岡蒸溜所ならではの初留の蒸留機の違い、原料の麦芽の違い、そして熟成する樽の違いを感じていただけるよう選びました。熟成期間が2年を超え、より琥珀色に染まってきているのが、お分かりいただけるのではないでしょうか?
メンバーのみなさまにお送りしたプレミアムボトル・セレクション。
左から順番にご紹介いたします。
<ボトルNo.1>
- カスク番号:217
- 蒸留日:2017年7月27日
- ボトリング日:2020年3月10日
- 初留:元軽井沢蒸留所 蒸気間接加熱方式
- 再留:フォーサイス社製 蒸気間接加熱方式
- 麦芽:スコットランド産 ヘヴィリーピーテッド麦芽
- 酵母:ピナクルM
- 樽:ラムカスク
- アルコール度数:62.5%
スコットランド産のヘヴィリーピーテッド麦芽を使用したもの。
セレクションでは、初となるラムカスクでの熟成原酒。ラムの甘さを感じていただけるのではないでしょうか。
<ボトルNo.2>
- カスク番号:213
- 蒸留日:2017年7月26日
- ボトリング日:2020年3月10日
- 初留:フィーサイス社製 薪直火加熱方式
- 再留:フォーサイス社製 蒸気間接加熱方式
- 麦芽:スコットランド産 ヘヴィリーピーテッド麦芽
- 酵母:ピナクルM
- 樽:バーボンバレル
- アルコール度数:61.4%
こちらも麦芽は、スコットランド産のヘヴィリーピーテッド麦芽を使用。
ボトルNo.1との違いは、初留の蒸留機と熟成樽。こちらは、初留でフォーサイス社製の薪直火蒸留機を使用し、バーボンバレルで熟成しています。
<ボトルNo.3>
- カスク番号:405
- 蒸留日:2018年2月2日
- ボトリング日:2020年3月9日
- 初留:元軽井沢蒸溜所 蒸気関節加熱方式
- 再留:フォーサイス社製 蒸気間接加熱方式
- 麦芽:スコットランド産 ノンピート麦芽
- 酵母:ピナクルMG+
- 樽:バーボンバレル
- アルコール度数:63.1%
ボトルNo.1とNo.2とは対照的に、ノンピートの麦芽を使用。また、酵母もピナクルMG+というグレーンも発酵可能な酵母を使用いたしました。
<ボトルNo.4>
- カスク番号:416
- 蒸留日:2018年2月10日
- ボトリング日:2020年3月9日
- 初留:フォーサイス社製 薪直火加熱方式
- 再留:フォーサイス社製 蒸気間接加熱方式
- 麦芽:スコットランド産 ノンピート麦芽
- 酵母:ピナクルMG+
- 樽:バーボンバレル
- アルコール度数:63.7%
ボトルNo.3、No.4の異なる点は蒸留機の違いです。ともに麦芽はノンピート、酵母はピナクルMG+を使用し、樽もバーボンバレルで熟成していますが、No.4は、初留をフォーサイス社製の薪直火蒸留機を使用しています。ここでは、蒸留機の違いが、どれほどの影響を与えるのかを感じていただけるかと思います。
<ボトルNo.5>
- カスク番号:233
- 蒸留日:2017年4月10日
- ボトリング日:2020年3月10日
- 初留:元軽井沢蒸溜所 蒸気関節加熱方式
- 再留:フォーサイス社製 蒸気間接加熱方式
- 麦芽:国産 サチホゴールデン
- 酵母:ピナクルM
- 樽:オロロソシェリーバットフィニッシュ
- アルコール度数:61.0%
今回唯一のシェリー樽熟成。昨年お届けしたカスクサンプルと同じ樽から、ほぼ1年後に改めてボトリングを致しました。昨年との違いを感じることが出来るのではないでしょうか。
<ボトルNo.6>
- カスク番号:109
- 蒸留日:2017年4月10日
- ボトリング日:2020年3月10日
- 初留:元軽井沢蒸溜所 蒸気関節加熱方式
- 再留:フォーサイス社製 蒸気間接加熱方式
- 麦芽:国産 サチホゴールデン
- 酵母:ピナクルM
- 樽:バーボンバレル
- アルコール度数:62.9%
ボトルNo.6の蒸留日は2017年4月10日。お届けしたボトルNo.5と同じ蒸留日です。No.5と異なる点は、熟成させる樽の違い。No.6は、バーボンバレルで熟成しており、樽の違いによって、どのような変化が生まれるのかを、確かめることが出来ます。
今年お届けした2年熟成の原酒たち。
プレミアムボトル・セレクションのメンバーのみなさま、いかがでしたでしょうか?
ぜひ、感想を聞かせてくださいね♪