2016年12月20日
中日新聞 しずおか版 朝刊
ウイスキー たるで販売
葵区の蒸留所 一般受注開始
静岡市葵区の中山間地で昨年七月にウイスキー蒸留所を開設した企業「ガイアフロー」(同区)は十九日、
今年製造したウイスキーのたる(カスク)所有権を販売する「静岡プライベートカスク2017」の一般受注を始
めた。
ガイアフローは葵区の玉川地区に蒸留所を建設し、今年九月から製造を手掛けている。九日には初めて造ったウイスキーがたる詰めされた。三年間熟成した後、二O二O年からの販売を目指す。
たる所有権は、三種類を販売。バレル(百八十リットル)が九十九万九千円。クォーター(百十リットル)が五十五万九千円、オクタブ(五十五リットル)が二十九万九千円。金額には保管料と保険料が含まれる。熟成後、好きなタイミングでボトル詰めして発送してもらうことができる。酒税、消費税、ボトル詰めにかかる諸費用、配送料は別途必要。
担当者によると、国内の蒸留所のたる販売は珍しい。会員向けの先行受注でも多くの受注があり、既にバレルが売り切れている。購入はインターネットの予約サイトから。問い合わせはガイアフロー = 電054(292)2555 = へ。
(垣見窓佳)