静岡蒸溜所のために大麦を栽培してくださっているJA大井川にて、本年の大麦の出荷量が昨年の倍になったという嬉しいニュースが日本農業新聞に掲載されました!
ウイスキー用大麦 上質 出荷量2倍
静岡・JA大井川 検査全て1等級
静岡県のJA大井川管内では、県産ウイスキーの原料となる大麦を14.3ヘクタール栽培している。6月中旬までに行った出荷前検査の結果、全ての大麦が出荷基準をクリアした。本年度は昨年の2倍、約60トンを静岡市のウイスキー製造会社、ガイアフローディスティリングへ出荷する。
大麦は、焼津市の同JA相川米低温倉庫で集荷し、農産物検査員の資格を持つ同JA職員が外観や水分量、発芽率などを検査した。検査の結果、実の膨らみや表面などの外観の充実度が良く、全て1等級。ウイスキー醸造(蒸留前の仕込み)に不可欠な発芽勢は基準の95%を超えた。
同JAは、3人の生産者で2019年から大麦「ニューサチホゴールデン」を栽培している。昨年は、湿害などで生育不良があったため、今年は水はけの良い畑へ変えた。栽培面積は初年度から6.3ヘクタール増やし、最適期に集中して収穫した。
同JA焼津営農経済センターを中心に県志太榛原農林事務所と連携し、生育調査や収量調査などを行い、高品質な大麦出荷を目指して施肥設計や播種(はしゅ)時期の改善、栽培管理などの指導をしている。(静岡・大井川)