10月11日、テレビ静岡 平日夕方4:50〜7:00放送の「ただいま!テレビ」にて静岡蒸溜所が紹介されました。
報道特集「ぐぐっと」今日は大森さんです。
大森アナ(以下大森) 新型コロナの影響で、家飲み需要が高まる中、このようなきめ細やかな泡が楽しめるアサヒビールの生ジョッキ缶や、家庭用ビールサーバーのレンタルなど、少し贅沢な家飲みを楽しむ人が増えています。
こうした中、静岡市葵区のウイスキー工場が提供するあるサービスが人気を集めています。
静岡市葵区の山間部玉川地区にあるガイアフロー静岡蒸溜所。
静岡市で初めてウイスキーの製造を始めたこちらの蒸溜所。
実は今、こちらのあるサービスが注目されつつあるんです。
早速蒸溜所の中を案内していただきました。
大森 おお〜、たっくさん樽が並んでますけど、ここはどういった場所なんですか?
中村 はい、こちらはウイスキーが熟成している熟成庫です。
樽には、それぞれ樽を購入したオーナーがいます。
(※プライベートカスクに限ります)
これが今、人気を集めているプライベートカスクサービスです。
ウイスキーをひと樽丸ごと購入し、3年間この熟成庫で熟成させた後、
自分の好きなタイミングでボトルに詰めて、その味を楽しむことができます。
中村 このコロナ禍で、外で飲むということができない状況がずっと長く続いているわけですね。
中村 その流れでおそらくこのプライベートカスクという、自分だけのウイスキーを買って家で飲みたい、
中村 そういう気持ちが高まっているのではないかというふうに思います。
元々は、バーや飲食店などの業務用として、
また、高価なプレゼントのひとつとして始まったこのサービス。
しかし、コロナ禍の贅沢な家飲み志向の高まりで、この樽を家庭用に購入する人が急増しています。
申し込みが増えすぎたため、今年から抽選で販売することになりました。
大森 コロナ禍になってから予約された樽はこちらからずらっとあちらの奥まで、およそ1000樽ほど並んでいます。
サービスが始まった2016年と比べ、現在申し込みの数はおよそ10倍に増加。
倍率も10倍以上になっています。
ひと樽50Lで、値段はおよそ30万円からです。
このひと樽でボトル30本から40本分は楽しめるという、まさにウイスキーの大人買い。
中村 やっぱり、それなりの金額があるので、ボトルで何本か欲しいけど、
中村 樽ひとつだとさすがにちょっと多いねという方は、お仲間を集めてお申し込みをしていただいているという状況ですね。
もちろん樽買いの魅力はそれだけではありません。
中村 何年もかけて、少しずつ少しずつ熟成していくのをリアルタイムで自分で見守りながら
中村 そして最終的にはボトルに入って自分のところに来る。
その過程を楽しんでいただくのがこの樽買いの面白いところです。
樽の大きさや材質、熟成期間など様々な影響を受けて、徐々に変化していくウイスキー。
樽に入れる前は無色透明ですが、
中村 樽に入れると、だんだんと樽の成分がウイスキーに溶け出していきます。
中村 それによって、少しずつ少しずつ、皆さんがよくご存知の琥珀色に変わっていくんですね。
中村 これが半年、
中村 そして3年
中村 これが熟成約5年弱なんですけども、だんだん、だんだん、こうやって色が濃くついていって。
では、味はどのように変化していくのでしょう?
ウイスキーとして完成する3年が経過したものと 5年経過したものを飲み比べてみました。
まずは3年経過したものから。
大森 うん、華やかでフルーティーな味わいがします。
続いて、5年経ったものを。
大森 う〜ん、こちらは先ほどのものに比べて、すごく甘みが増しました。
全く味わいが違います!
中村 実際、お客様はいつでも、樽からサンプルを取って試飲することができますので
中村 自分の好きなタイミングで、順々に味わいを確かめていただくことができますね。
自身でその時々の味わいを確かめながらボトルに詰めるタイミングを決められるのも魅力の1つです。
そして、樽の購入者には、カスクオーナーの証明書、
名前入りの特製ピンバッチ、
さらには、樽に詰める前のウイスキーの原酒ももらうことができます。
中村 こちらはですね、実際にボトリングしたウイスキーですね。
中村 このように、オーナー様のお名前を入れた上でラベルを作って、そしてこのチューブに入れてお送りしています。
熟成していく時間を待ち遠しく思いながら、未来への楽しみを予約できるウイスキーの樽買い。
中村 さらにたくさんの人たちに知っていただいて、そして時間を楽しむということを、
うちのウイスキーが1つのきっかけになったらなと思います。
心にも体にも染みわたる 自分だけの一杯を、自宅で。
コロナ禍をきっかけに、新たな家飲みのかたちが広がりつつあります。
大森 熟成していく時間を楽しむウイスキーの樽買いですが、実際に樽を購入した方の感想がこちらです。
湖西市の山下晶子(しょうこ)さんですが、去年樽を購入したので、
実際に飲めるのは数年後にはなるんですけれども
「飲む際には、コロナ禍でも前を向いて頑張ってきたなと、ウイスキーに想いを馳せながら、
人生を振り返りながら飲みたい」とおっしゃっていました。
大森 新田さん、お酒は飲まれますか?
ゲスト 新田 恵利さん 私はほとんど飲まないんですけども、でもこうやって3年以上寝かせることができるんだったら、
お父様の退職祝いに合わせてとか、そういう記念日にも合わせて買うことができますよね。
大森 そうですね、面白いですよね。
実際に、息子さんが10歳の時に息子さんの名義で買って、10年寝かせて、
20歳の時に飲みたいと買われる方もいらっしゃるみたいです。
菰田MC(以下菰田) へえ〜、素敵ですね!
大森 菰田さん、高橋さん、いかがですか?
菰田 ウイスキーが熟成していく過程を楽しむなんて、なんて大人な楽しみ方だろうって感じですよね。
高橋キャスター(以下高橋) このコロナ禍で追い風になっていることかもしれませんけども、でもこういう世の中の状況でなくても、こういうのって憧れますよね。
大森 そうですね。
だから今、家飲み需要がきっかけでこういった新しいお酒の楽しみ方っていうことに気づいた人が多いんじゃないかなというふうに思いましたね。
大森 そしてこの樽買いのサービスは毎月抽選を行っておりまして、現在応募できるのが50Lの樽のみとなっています。
今申し込んだ場合、樽詰めは来年、そしてボトリングは樽詰めをしてから、3年経過後からの1年間となっています。
ちなみに今月の締め切りは、明日12日だということです。
以上、「ぐぐっと」のコーナーでした。