【イベント】ブラックアダー・ウイスキーディナー in 麻布十番可不可を開催いたしました!

先日開催いたしました、ブラックアダーと和食のコラボレーションイベントについてお伝えいたします。


【イベント】ブラックアダー・ウイスキーディナー in 可不可を開催いたしました!


昨年に引き続き、麻布十番にある大人の隠れ家「可不可」さんにて、ブラックアダーと和食とのコラボレーションイベントを開催いたしました。

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日時:2017年2月8日(水) 19:00〜22:00
場所:可不可 kafuka tokyo
東京都港区麻布十番2−7−4 azabu275 2階
会費:12,960円

可不可代表 宮下さんと、ブラックアダーのロビンが選び抜いた当日のメニューは以下の通りです。

WHISKY
ア・ドロップ・オブ・ジ・アイリッシュ 8年 46%
BLACKADDER  A DROP OF THE IRISH 8yo Cask ref:2015-7 46%

レッドスネーク ロウカスク レッドネック09 スパイシー
BLACKADDER RAW CASK RED SNAKE Cask ref:Redneck 09 SPICY 57.9%

ブラックスネーク VAT.9-1 ペドロヒメネスカスクフィニッシュ
BLACKADDER BLACK SNAKE VAT.9 1ST VENOM Exclusive bottling for Japan 58.9%

ステートメント ロウカスク インチガワー 1995 20年
BLACKADDER STATEMENT NO.12 RAW CASK INCHGOWER 1995 20yo Cask ref:692 57.6%

ロビン氏のプライベートストックよりシークレットボトル
SECRET BOTTLE

ピートリーク ロウカスク
BLACKADDER RAW CASK PEAT REEK Cask Ref:PR2016-2 61.8% 

MENU
カキ4種
生カキ ヌーボーオイスター
先端
燻製オイル漬
ヴァージンオイスター
カキフライ

白子 蓮根 山葵

バルバリー鴨胸肉
赤土ごぼう 太ネギ 玄米味噌


オニオンピュレ キンカン 椎茸ブルーチーズ

猪ロース
シルクほうれん草 ベーコン 菊芋 黒いちじく

焼きおにぎり

コーヒー(ルンゴ・フォルテ)

広島にあるこだわりのカキの生産者「かなわ水産」の牡蠣を、前菜でいただけるということもありますが、それ以外のメニューもワクワクするようなラインナップ。
メニューを見ているだけで楽しみに胸が膨らみます。

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まずは、可不可代表の宮下さんよりご挨拶をいただきます。
可不可さんでは、たびたびこのようなテイスティングディナーを開催していますが、ウイスキーとのイベントはこれが2回目。
参加いただいた方々も、興味津々といった様子です。

IMG_5112ロビンの挨拶の後、ア・ドロップ・オブ・ジ・アイリッシュで乾杯!

乾杯には、華やかで軽い飲み口のものがいいだろうということで、度数を46%に抑えたこちらのアイリッシュが選ばれました。アイリッシュ自体初めてという方も多かったのですが、その軽い飲み口にあっという間に飲み終わってしまった方もいたほど。

そんな中、前菜の「かなわ水産」のカキ4種のプレートが、次々とテーブルに運ばれます。
かなわ水産では、広島県南部の清浄海域でカキを育てているため、ウイルスの心配がなく、小ぶりながら加熱しても身が縮まないとのこと。
かなわ水産の三保社長に、ひとつひとつ解説していただきながらいただきました。
IMG_5124はじめに殻付きのカキ、先端から。つるりとした舌触りに、ガツンと濃い潮味、そして濃厚な旨みが広がります。
そして右上のグラスに入ったカキ。これはヴァージンオイスターという、かなわ水産ならではの逸品。6ヶ月〜12ヶ月という通常の半分ほどの期間で収穫される子供のカキのことで、親指ほどもない大きさ。「甘みが強く、渋みがないため、そのままで十分美味しいカキ」という三保社長の言葉通り、今まで食べたどんなカキよりもクリーミーで、まさに海のミルク!

どちらもアイリッシュとともにいただきましたが、カキの潮味の後に来るアイリッシュのフレッシュな甘さ、そしてクリーミーさのバランスが素晴らしい組み合わせでした。

次に燻製。水蒸気で加熱し、桜のチップで燻製した後、グレープシードオイルに漬け込んだもの。
最後にカキフライ。カリッと揚がった衣にかぶりつくと、カキのジュースが溢れ出します。

ここで2杯目のウイスキー、レッドスネークが登場です。
レッドスネークは、とある蒸溜所(非公開)のバーボン樽で熟成させたウイスキーで、ブラックアダーの人気アイテム。
このレッドスネークRC09は、他のレッドスネークと比べよりスパイシーな味わいのため、燻製やフライなどと合わせるとさらにお互いを引き立てあうような味わいに。

続いて2皿目の白子がやってきます。合わせるのは、日本限定のブラックスネークVAT.9
試しに一口飲んでみたお客さまは、「2杯目のレッドスネークと全然違う!」とおっしゃっていましたが、ロビンが実はこの2つとも同じ蒸溜所のモルトを使用していることを伝えると、さらにびっくり。シェリー樽によるフィニッシュで、こんなにも異なる味わいに変化するという熟成の妙を感じ取っていただけたのではないでしょうか。 IMG_5126お椀には、大ぶりにカットされた素揚げの蓮根と、ふわっと揚がった白子に醤油ベースの出汁が張られています。熱を通すことでもっちりとした歯触りになった蓮根もさることながら、白子のクリーミーな味わいは格別。添えられたわさびがピリリと味を引き締めます。
和三盆のような甘さと、酸味のあるブラックスネークは、お醤油味のこのお椀にぴったりの組み合わせでした。

次にやってきたのはバルバリー鴨胸肉。
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鴨肉ならではの美しいピンク色に、柔らかく炊きあげた赤土ごぼうの無骨な佇まい。玄米味噌のソースでいただいたのですが、添えられた木の芽とからりと揚がったふきのとうの葉の苦味がアクセントになっていました。

合わせるのは、ステートメントのインチガワーです。
ステートメントの名を冠してリリースされるのは、ブラックアダーの中でも特別なウイスキーだけ。中でもこのインチガワーは、ブラックアダー20周年を記念してボトリングされた、シェリーバット熟成の20年もの。
お料理と共に口に含むと、濃厚な鴨肉の味わいとインチガワーの塩っぽさ、シェリー樽由来の甘みと渋みが渾然一体となって押し寄せます。春らしいふきのとうの葉の程よい苦味も加わって素晴らしい組み合わせでした!

IMG_5147ここで、いそいそとロビンが準備を始めました。ニンマリしつつ、本日のシークレットボトルを注いでいます。

ロビンのシークレットボトルはロウカスクのグレンギリー(BLACKADDER RAW CASK GELN GARIOCH Cask No.7944 1990 23yo 58.4%)。1990年蒸留の23年ものです。
ロビンによると、このグレンギリーは10年ぐらいで試飲した時はあまりよくなかったそう。そこで、もっとコンディションの良い樽に移し替えて熟成させたところ、最初とは比べ物にならないほどのいいウイスキーになったということです。「樽こそ全て」というロビンのポリシーにぴったりのエピソードですね。

次のお皿の準備も整い、それぞれのテーブルへ運ばれていきます。

IMG_5150次のお皿は、春を告げる魚、鰆(サワラ)です。添えられているのは、玉ねぎの甘みをそのまま凝縮したようなオニオンピュレのソース。奥には、キンカンのソースの上に、ブルーチーズを乗せて焼いた椎茸。対照的な味の組み合わせで、食べる前からワクワクします。
スモーキーでピーティーな味わいのグレンギリーが合うのか心配でしたが、鰆の皮の香ばしさを引き立て、ソースの甘さを際立たせる絶妙なバランスの組み合わせとなりました。

IMG_5159そして、猪ロース!たっぷりと脂身がついているのですが、しつこさを感じさせない脂で、黒いちじくのソースの酸味も手伝って、くせのない美味しさでした。
ロビンが、おかわりでステートメントのインチガワーを注いでくれたので、この猪にも合わせてみました!インチガワーの塩気と酸味が黒いちじくのソースととても相性が良く、もう一口食べたい!と唸る味わいに。

そして最後を締めくくったのは、ピートリーク
このピートリークは、スコットランド本土のモルトを使用した、ピートが爆発する1本。そのため、一番最後に味わっていただこうということで、締めの登場となりました。
みなさん、グラスを鼻に近づけて香りに驚いていらっしゃいましたが、今までにない味わいにハマってしまう方が多数!
お料理もいよいよ締めの時間です。

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締めのご飯は焼きおにぎりと、三つ葉の香るお吸い物。
この焼きおにぎりは、カキ醤油を塗って香ばしく焼き上げており、ピートリークとの相性もぴったり♪
カリカリした表面の食感と、じんわり広がるカキ醤油で、ペロリと食べてしまいました。

最後には、恒例になりつつあるビンゴゲームをしたり、お客さまがロビンに質問したり。
お客さま同士でも、ウイスキー談義に花を咲かせていました。

コーヒーとデザートを楽しみながら、ゆったりとした時間を楽しめたのではないでしょうか。
美味しいお料理とウイスキーを堪能し、最後に宮下さんとロビンに閉会の挨拶をいただきました。
ロビン自身チェコにルーツを持つことから、チェコ出身の作家、フランツ・カフカになぞらえ「大好きな日本の地で可不可という素晴らしいレストランでこのようなイベントができたことは、とても運命的で、誇りに思う」と嬉しそうに語っていました。

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最後に、今回参加してくださったみなさま、本当にありがとうございました!

また、昨年に引き続き、和食とウイスキーのコラボレーションの場を引き受けていただいたオーナーの宮下さんはじめ、可不可のスタッフのみなさまにも心より感謝いたします。

次回もまたこのようなイベントを考えておりますので、ぜひお楽しみに!

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