【レポート】ガイアフロー BASA プロフェッショナル・セミナー in 東京を開催しました!

飲食店業界で働く「プロ」の方を対象とした、ガイアフロー BASA プロフェッショナル・セミナー in 東京
おかげさまで、たくさんの方に参加していただくことができました。キャンセルもなく、満員御礼!ありがとうございました♪

そんなセミナーの様子を、本日はまとめてご紹介。
それぞれのセミナーの詳細は、別の記事で全文を掲載しますので、そちらもお楽しみに☆


ガイアフロー BASA プロフェッショナル・セミナー in 東京を開催しました!


■開催日:2019年11月18日(月)
■タイムスケジュール
・13:00〜14:30 【ボトラーの部】ブラックアダー&アスタモリス
・15:00〜16:30 【蒸溜所の部】アムルット&静岡蒸溜所
■場所:TKP汐留新橋ビジネスセンター「カンファレンスルーム102」
〒105-0004
東京都港区新橋4-24-8 2東洋海事ビル 1F

二部制で開催した、今回のセミナー。
ボトラーの部として、ブラックアダー&アスタモリス。そして、蒸溜所の部として、アムルット&静岡蒸溜所。
各ブランド45分ずつ、1コマ90分の濃密なセミナーとなりました。

【ボトラーの部
ブラックアダー&アスタモリス

ボトラーの部の前半は、ブラックアダー代表のロビン・トゥチェック氏から。

ブラックアダーの設立は、1995年。きっかけとなったのは、1992年に訪れたグレングラント蒸留所だそうです。
そこで味わったのは、冷却濾過や着色をしてないウイスキー。今まで味わったことがない、そのおいしさに感動し、ブラックアダーが誕生しました。

<ブラックアダー テイスティングアイテム>
ブラックアダー パフアダー ブレンデッドモルト スコッチウイスキー Batch ref:PA01 46%
BLACKADDER PUFF ADDER BLENDED MALT SCOTCH WHISKY Batch ref:PA01 46%
ブラックアダー ブラックスネーク ヴァット No.9 セカンドヴェノム ボトルド エクスクルーシブリー フォー ジャパン 58.7%
BLACKADDER BLACK SNAKE VAT No.9 2ND VENOM BOTTLED EXCLUSIVELY FOR JAPAN 58.7%
ブラックアダー オールド マン オブ ホイ オーカディアン ロウカスク 2005 12年 Cask ref:OMH2018-1 60.7% 
BLACKADDER THE OLD MAN OF HOY ORCADIAN RAW CASK 2005 12YO Cask ref:OMH2018-1 60.7%

ロビン氏の信条とするのは、「The Cask is King(樽は王様)」。ウイスキーは、樽からの影響を強く受けている、と樽の重要性を熱く語ってくれました!

ブラックアダーの新しいブレンデッドウイスキー、パフアダー。
スモーキーさのある味わいは、ストレートでも美味しいですが、別の楽しみ方も。
それは、ハイボール。ウイスキーの楽しみ方として、すっかり定着しましたよね。パフアダーのスモーキーさは、ソーダとの相性がすごくいいんだとか!

ブラックアダーの真骨頂でもある、ロウカスクシリーズ。設立のきっかけとも言える、冷却濾過、着色を一切しないという信念のもとボトリングされています。
揺るぎないロビン氏のポリシーを、みなさん真剣な表情で聞いていました。

そして、時折挟まれるロビン氏のジョーク。みなさんの笑い声に会場が包まれる、とても和やかなムードのセミナーでした♪

セミナー全文は、こちらから。
ブラックアダー編セミナー全文

ボトラーの部の後半は、アスタモリス代表のバート・ ブラネル氏です。

ウイスキーとの出会いは、1994年。バート氏が、19歳の時(ベルギーでは、ビール・ワインは16歳から、蒸留酒は18歳以上で購入が可能)。
「恋に落ちた」と表現するほど、ウイスキーの味わいに衝撃を受けたそう。

その後、1999年にウイスキークラブを設立。モルトマニアックスも立ち上げるなど、精力的に活動をしていました。
そんなある日、今までにない味わいのベンリアックに出会います。「このベンリアックを、自分でボトリングしたい!」と思うような、感動の味わい。この出会いがきっかけとなり、2009年にアスタモリスが誕生しました。

<アスタモリス テイスティングアイテム>
アスタモリス フォー ガイアフロー グレンゴイン 「土山」 9年 2007/2016 48%
Asta Morris for Gaiaflow Glengoyne “Tsuchiyama” 9yo 2007/2016 48%
・アスタモリス フォー ガイアフロー マクダフ 『庄野』 14年 2002/2017 52%
Asta Morris for Gaiaflow Macduff “Shono” 14yo 2002/2017 52%
アスタモリス フォー ガイアフロー シングルオークニー モルト 「大磯」 11年 2007/2019 58%
Asta Morris for Gaiaflow Single Orkney Malt “Oiso” 11yo 2007/2019 58%
・アスタモリス×秩父

テイスティングとは、「楽しむもの」と考えるバート氏。それぞれのアイテムが持つ、いい面をもっと感じよう!と思いながら、味わっているそうです。
批判ではなく、ポジティブに美味しさを捉えるという姿勢は、バート氏の人柄が垣間見えますね。
これには、ブラックアダーのロビン氏も「その通り!」と声を上げていました。

さてさて、注目の「アスタモリス×秩父」も。本数の限られるボトルですが、今回セミナーのために解禁!!!
バーボン樽で、7年熟成。「バーボン樽には、秩父の個性がより出ている」とバート氏。みんなで乾杯をしました。

ブラックアダーとアスタモリス。それぞれのブランドの成り立ちから、たっぷり語った90分。
【ボトラーの部】の名前にふさわしい、個性が光るセミナーでした!

セミナー全文は、こちらから。
アスタモリス編セミナー全文

【蒸溜所の部】
アムルット&静岡蒸溜

蒸溜所の部の前半は、インドのアムルット蒸溜所。アンバサダーのガンガ・プラサド氏が、講師をつとめます。

インドのバンガロールにある、アムルット蒸溜所。1948年に設立し、1980年代からはブレンデッドウイスキーを製造していました。
2004年からは、インド初のシングルモルトウイスキーをリリースしています。

<アムルット テイスティングアイテム>
アムルット インディアン シングルモルト ウイスキー 46%
AMRUT SINGLE MALT INDIAN WHISKY 46%
アムルット フュージョン 50%
AMRUT Fusion 50%
・アムルット ナーランジ シングルモルトウイスキー 50%
AMRUT NAARANGI SINGLE MALT WHISKY 50%

アムルットと言えば、暑い気温と、標高の高さ。熟成環境は、スコットランドとは全く異なります。
その環境の違いは、味わいにも大きな影響を与えています。

温暖な気候のインドではエンジェルズシェアは約10〜12%、なんとスコットランドの倍以上!

しかし、そんな環境だからこそ挑戦できることがある、とガンガ氏。
アンピーテッドのインディアン・ウイスキーに使用する麦芽は、ヒマラヤ山脈の麓で育ったインド産の麦芽。世界初の、オレンジの風味のするナーランジ。オフィシャルだからこそできる、さまざまな試みについて教えていただきました。

特殊なウイスキー造りができる一方で、その環境がリスクにもなってしまう。挑戦の裏に見える苦悩も、また一つのウイスキー造りのロマンのように感じました。

セミナー全文は、こちらから。
アムルット編セミナー全文

そしていよいよ最後。
蒸溜所の部の後半は、ガイアフロー静岡蒸溜所代表の中村大航が登場です。

現在熟成中のカスクサンプル3種類を用意しました。これまでの試行錯誤とこれからの新たなる試みを、みなさんにお伝えできていたらうれしいです。

次回は、沖縄!
2019年12月9日開催です。
詳しくは、こちらから。
ガイアフローセミナー in 沖縄を開催します!

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