2015年10月25日
関係者各位
ガイアフローディスティリング株式会社
代表取締役 中村大航
プレスリリース「軽井沢ウイスキー蒸留所設備の今後の利用方針について」
弊社が取得いたしました軽井沢蒸留所の製造設備一式につきまして、今後の具体的な利用方針が決まりましたのでお知らせいたします。
弊社が16年春の竣工を予定している静岡蒸溜所において、歴史ある軽井沢蒸留所の資産をできるかぎり再稼働させるべく、各設備ごと専門業者による詳細な現状の確認を行いました。その結果を踏まえて、今後の使用に耐えうる設備を選定いたしました。操業停止から長い年月が経過しているため、残念ながら稼働を断念せざるえない設備が多くありましたが、専門家が手を入れることによって蘇る機械もいくつかあることが分かりました。それらの設備はメンテナンスを経て、静岡蒸溜所に移設する予定です。貴重な機械を、静岡の地にて再び動かすことができますことを、とても嬉しく思います。
軽井沢ウイスキー蒸留所
メルシャンが長野県御代田町に所有していたウイスキーの蒸留所。1955年に操業を開始し、2011年11月に閉鎖となった。同蒸留所のウイスキーは、2001年にIWSC(インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション)で金賞を受賞するなど、ジャパニーズウイスキーの世界的評価を高める先駆けとなった。現在も、世界のウイスキー愛好家の間で絶大な人気を誇っている。
住所:〒389-0207 長野県御代田町馬瀬口1795-2
主な設備について
蒸留機3号機(再留釜):製造元の株式会社三宅製作所(本社:東京都台東区)にて修繕・改修の後、静岡蒸溜所へ移設し、製造に使用の予定。
蒸留機1号機・2号機(初留釜)および番号無し(再留釜):老朽化のため、使用不可能。静岡蒸溜所にて展示の予定
ポーティアス破砕機:明治機械株式会社(本社:栃木県足利市)にてオーバーホールの上、静岡蒸溜所にて製造に使用の予定
樽タガ締め機:静岡蒸溜所に移設して使用の予定
ロイター濾過器および糖化槽:老朽化のため、使用不可能
木製発酵槽 全5機:木材腐敗のため、使用不可能
搬出作業について
蒸留機の搬出は、11月17日(火)から24日(火)までの間に行います。作業の取材を希望されます場合は、弊社までご連絡をお願いします。詳しい作業スケジュールをお知らせします。
連絡先
ガイアフローディスティリング株式会社
電話:054-355-2355 担当:中村