2015年3月3日(火)読売新聞 長野面 朝刊
ウイスキー蒸留設備505万で落札
御代田町が出品 静岡の洋酒輸入業者
御代田町は2日、インターネットの官公庁オークション(ヤフー)に出品していたウイスキー蒸留設備が505万で落札されたと発表した。落札したのは、静岡市の洋酒輸入業ガイアフローディスティリング。9組が入札し、100万以上の札を入れたのは酒類関連業者の2組だった。
町財政課は「想定を大きく超える金額でほっとしている」と話している。NHK連続テレビ小説「マッサン」の効果もあるようだ。
設備は、撤退を決めたメルシャンから、町が敷地、建物とともに一括して購入したもの。7年前までは軽井沢蒸留所として実際に稼働し、特に2005年製造のウイスキー「軽井沢17年」が海外でも評判を呼び、プレミアがついてボトル1本10万程度の値がつく人気だという。
ガイアフローは「設備を可能な限り保全し、酒製造に生かしたい」としている。